Արդ՝ ելից ի մտաց երիվարն, եւ յարմարեցից զասպարէզն հանճարոյ.
AGATH.§15.S014ae429c11bebd36273134dbcf3a7f0a87bc40273fb1930b1abc61bc83cf4a13fԱրդ
└─ coordination
├─ [Ø 1SG] ելից
│ └─ ի [մտաց երիվարն]
│ ├─ մտաց GEN.PL → երիվարն
│ └─ երիվարն ACC.SG.DEF ← governed by ի
│
└─ եւ
└─ [Ø 1SG] յարմարեցից
└─ զասպարէզն ACC.SG.DEF / direct object
└─ հանճարոյ GEN.SG
ելից — ելանել, 1SG, HMB2018 source system: ստորադասական երկրորդ ապառնի(第二未来).յարմարեցից — յարմարեմ, 1SG, 第二未来.両者は同一の暗黙1SG subject を共有し、「私は~しよう、そして~しよう」という authorial volitional sequence を形成する。
ելից の surface は他 lemma との同形可能性を持つが、本箇所では ելանել を採用する。
ի は երիվարն を対格で支配し、մտաց はその名詞句内部で երիվարն を属格修飾する。
ի └─ [մտաց երիվարն] ├─ մտաց 「思考の」 └─ երիվարն 「駿馬に」
JEN1959 §465 は属格限定語が head の前後に置かれ、前置詞とその支配語との間に介在しうることを明記するため、ի + մտաց + երիվարն の語順は許容される。
BAG1852 ¶265 は ի + 対格 が方向・到達点等を表しうることを記述する。GHAZ2012 の独立 phraseology entry Ի ՁԻ ԵԼԱՆԵԼ「馬に乗る」も、ելանել ի + riding animal の語法を直接支持する。
採用訳:「思考の駿馬に乗ろう」。
երիվարն を ելից の直接目的語として「馬を外へ出そう」と読む案は棄却する。
ելանել は基本的に自動詞的な移動・出現語彙。հանել 等の他動語彙が独立して存在する。երիվարն は定冠詞 -ն を持つが զ- を持たない。զ- 標示を基本とする。զասպարէզն は実際に զ- を持つ。従って、意味的に魅力的でも morphosyntax 上不利。
յարմարեցից は、明示的な զասպարէզն を目的語に取るため、transitive յարմարեմ「整える・適合させる」を採用。
հանճարոյ は ասպարէզն の属格修飾:
զասպարէզն └─ հանճարոյ 「才知の競走路」
ելից lemma/person/number/mood-tense: RESOLVED.մտաց case/function: GEN.PL modifier, RESOLVED.երիվարն case/function: ACC.SG.DEF governed by ի, RESOLVED.յարմարեցից lemma/person/number/mood-tense: RESOLVED.զասպարէզն direct object: RESOLVED.հանճարոյ GEN.SG modifier: RESOLVED.
GHAZ2012 は別個に Ի ՄՏԱՑ ԵԼԱՆԵԼ を「正気を失う、錯乱する」と収録する。
したがって、線形語順では:
ելից ի մտաց ...
↓
一瞬:「正気を失おう……」
しかし հաջորդ token:
երիվարն
↓
再解析:
ելից ի [մտաց երիվարն]
「思考の駿馬に乗ろう」
となる garden-path / punning echo が成立しうる。
最終統語解釈には影響しない。§5–§6 の「歴史探求=危険で困難な航海」という誇張された自己表象を考慮すると、「この仕事に乗り出すのは正気の沙汰ではない」という自己戯画的 secondary resonance を意図した可能性を中程度の修辞仮説として保持する。
Residual classification: NON-BLOCKING RHETORICAL INTENT ONLY.
Արդ
「さて」
│
└─ [Ø 1SG]
│
├─ ելից
│ 「乗ろう」
│ └─ ի [մտաց երիվարն]
│ 「思考の駿馬に」
│
└─ եւ
└─ յարմարեցից
「整えよう」
└─ զասպարէզն հանճարոյ
「才知の競走路を」
ի + 対格 — BAG1852 ¶265。方向・到達点等を表しうる。ここでは lexical construction ելանել ի ձի「馬に乗る」と組み合わさる。ի [մտաց երիվարն] の構造は語順上可能。զ- — BAG1852 ¶623。限定された直接目的語では զ- を基本とする。զասպարէզն はこれに適合し、無標示 երիվարն を直接目的語とする案には不利。ի մտաց ելանել が実在しても、本箇所では constituent は ի [մտաց երիվարն]。文字列一致と統語構成素を区別する。§14 は「これらすべてを一つ一つ語ろう」と叙述開始を宣言した。§15 S001 は、その開始を抽象的な「書き始める」ではなく、競走の身体像として描く。
մտաց երիվարն
「思考の駿馬」
↓
ասպարէզն հանճարոյ
「才知の競走路」
「思考」と「才知」という抽象語が、それぞれ「駿馬」と「競走路」に結びつく。歴史家は、思考という馬に乗り、才知を働かせる競走場へ踏み出す騎手として自己表象される。
この像は、序文前半の航海・競走比喩とも連続する。とくに歴史探求を危険で困難な航海として誇張してきた文脈では、ելից ի մտաց … が一瞬「正気を失う」を響かせることも、自己戯画的な読みとして魅力的である。ただし、その意図性は本文から証明できないため、修辞的補助読解として保持する。
さて、思考の駿馬に乗り、才知の競走路を整えよう。
既知の慣用句が surface string と一致しても、後続成分が stranded になる場合は、慣用句を即座に採用せず:
を再点検する。
本 incident 単独では production rule に昇格しない。
S001: CLOSED WITH DOCUMENTED NON-BLOCKING RHETORICAL RESIDUAL.
STATUS: CLOSED — §15 S001.