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目次
デモンストレーション1
第1節
その1
Accepi, carissime, tuas litteras, et ubi eas legi, magnopere gavisus sum, quod talibus indagationibus animum inieceris.
1. Accepi 動詞「accipio, accipere, accepi, acceptum」(受け取る、受け入れる)の完了形、1人称単数、能動態、直説法。 訳: 「私は受け取った」 2. carissime 形容詞「carus, cara, carum」(愛しい、大切な)の最上級「carissimus」の呼格、男性単数。 訳: 「最愛なる〜へ」 3. tuas 形容詞「tuus, tua, tuum」(あなたの)の女性・複数・対格。 訳: 「あなたの(手紙を指す)」 4. litteras 名詞「littera, litterae」(文字、手紙、文書)の複数・対格。 訳: 「手紙を」 5. et 接続詞「et」(そして)。 訳: 「そして」 6. ubi 副詞「ubi」(どこで、そこで)。 訳: 「そこで」 7. eas 指示代名詞「is, ea, id」(その、それを)の女性・複数・対格。 訳: 「それらを(手紙を指す)」 8. legi 動詞「lego, legere, legi, lectum」(読む、集める)の完了形、1人称単数、能動態、直説法。 訳: 「私は読んだ」 9. magnopere 副詞「magnopere」(大いに、非常に)。 訳: 「大いに」 10. gavisus 動詞「gaudeo, gaudere, gavisus sum」(喜ぶ)の完了形、男性単数、主格。 訳: 「喜んで」 11. sum 動詞「sum, esse, fui」(〜である、存在する)の現在形、1人称単数、直説法、能動態。 訳: 「私は〜である」 12. quod 接続詞「quod」(〜なので、〜ということ)。 訳: 「〜なので」 13. talibus 形容詞「talis, tale」(そのような)の複数、奪格。 訳: 「そのような」 14. indagationibus 名詞「indagatio, indagationis」(調査、探求)の複数・奪格。 訳: 「調査に」 15. animum 名詞「animus, animi」(心、精神)の単数・対格。 訳: 「心を」 16. inieceris 動詞「inicio, inicere, inieci, iniectum」(投げ込む、注ぎ込む)の未来完了形、2人称単数、直説法、能動態。 訳: 「注ぎ込んだだろう」
最愛なる友よ、あなたの手紙を受け取って読んだとき、あなたがそのような探求に心を注ぎ込んでいることを大変うれしく思いました。
その2
Haec enim quae a me postulasti, gratis data, gratis etiam accipiuntur; et qui habet, si quemcumque rogantem se velit prohibere, auferetur ab ipso quidquid ipse dare recusat.
1.Haec 指示代名詞「hic, haec, hc」(これ、この)の中性・複数・主格または対格。 訳: 「これらは」 2.enim 接続詞「enim」(というのも、実際)。 訳: 「というのも」 3.quae 関係代名詞「qui, quae, qud」(〜するもの/こと)の女性・複数・主格。 訳: 「〜するもの」 4.a me 前置詞「a, ab」(〜から)+代名詞「eg」の単数・奪格。 訳: 「私から」 5.pstulasti 動詞「pstul, pstulare, pstulavi, pstulatum」(求める、要求する)の完了形・2人称単数・直説法・能動態。 訳: 「あなたが求めた」 6.gratis 副詞「gratis」(無料で、無償で)。 訳: 「無償で」 7.data 動詞「d, dare, dedi, datum」(与える)の完了形分詞・女性・複数・主格。 訳: 「与えられた」 8.gratis etiam 「gratis」(無償で)+「etiam」(また、さらに)。 訳: 「無償でさらに」 9.accipiuntur 動詞「accipi, accipere, accepi, acceptum」(受け取る、受け入れる)の現在形・3人称複数・直説法・受動態。 訳: 「受け取られる」 10.et qui habet 接続詞「et」(そして)+関係代名詞「qui」(〜する人)+動詞「habe, habere, habui, habitum」(持つ)の現在形・3人称単数・直説法・能動態。 訳: 「そして持つ者」 11.si quemcumque rgantem 接続詞「si」(もし)+不定関係代名詞「quemcumque」(誰であれ、いかなる〜でも)+動詞「rg」の現在分詞・男性・単数・対格(=求める者)。 訳: 「もし誰であれ求める者が」 12.se velit prhibere 再帰代名詞「se」(自分を)+動詞「vl, velle」(望む)の接続法現在形・3人称単数+動詞「prhibe」(妨げる)の不定法現在形。 訳: 「自分を妨げようと望むなら」 13.auferetur 動詞「aufer, auferre, abstuli, ablatum」(奪う、持ち去る)の未来形・3人称単数・直説法・受動態。 訳: 「奪われるだろう」 14.ab ips 前置詞「ab」(〜から)+代名詞「ipse」(本人、自ら)の単数・奪格。 訳: 「その者から」 15.quidquid ipse dare recusat 不定関係代名詞「quidquid」(何であれ)+代名詞「ipse」(彼自身)+動詞「d」の不定法現在形+動詞「recus」(拒む)の現在形・3人称単数・直説法・能動態。 訳: 「彼自身が与えることを拒むもの」
これらのことについて、あなたが私に求めたものは、私にも無償で与えられたもので、同じように無償で受け取られるべきものです。そして、もし誰かが、求める人を拒もうとするならば、自分が与えることを渋ったものが、逆に自分から取り去られるでしょう。
その3
Nam ille qui gratuito sumit, vicissim debet gratuito dare. Tibi ergo, dilectissime, de iis quae me rogasti, prout parvitas mea adsecuta est scribam; simulque alia quae non petisti, Deo invocato, te edocebo.
1. Nam 接続詞。「なぜなら」「というのも」を意味する。文全体の理由や説明を導く。 訳: 「なぜなら」 2. ille 指示代名詞。「あの者」「その者」を指す。男性・単数・主格。 訳: 「その者は」 3. qui 関係代名詞。「〜する人」「〜する者」。男性・単数・主格。 訳: 「〜する者」 4. gratuito 副詞。「無償で」「無料で」。 訳: 「無償で」 5. sumit 動詞「sumo, sumere, sumpsi, sumptum」(受け取る、手にする)の現在形・3人称単数・直説法・能動態。 訳: 「受け取る」 6. vicissim 副詞。「同様に」「交互に」「報いとして」。 訳: 「同じように」 7. debet 動詞「debeo, debere, debui, debitum」(義務がある、負う)の現在形・3人称単数・直説法・能動態。 訳: 「義務がある」 8. gratuito 再度登場。「無償で」。 訳: 「無償で」 9. dare 動詞「do, dare, dedi, datum」(与える)の現在形・不定法・能動態。 訳: 「与えること」 10. Tibi 代名詞「tu」(あなた)の与格。「あなたに」。 訳: 「あなたに」 11. ergo 接続詞。「それゆえ」「したがって」。文の結論や次の展開を導く。 訳: 「それゆえ」 12. dilectissime 形容詞「dilectus, dilecta, dilectum」(愛される、大切な)の最上級「dilectissimus」の男性・単数・呼格。 訳: 「最愛なる友よ」 13. de iis 前置詞「de」(〜について)+代名詞「is, ea, id」(それら)の男性・複数・奪格。 訳: 「それらについて」 14. quae 関係代名詞「qui, quae, quod」(〜すること、もの)の女性・複数・主格。 訳: 「〜すること」 15. me 代名詞「ego」(私)の対格。「私に」。 訳: 「私に」 16. rogasti 動詞「rogo, rogare, rogavi, rogatum」(尋ねる)の完了形・2人称単数・直説法・能動態。 訳: 「尋ねた」 17. prout 接続詞。「〜する範囲で」「〜に応じて」。 訳: 「〜の範囲で」 18. parvitas 名詞「parvitas, parvitatis」(小ささ、謙虚さ)の単数・主格。 訳: 「私の小さな力」 19. mea 形容詞「meus, mea, meum」(私の)の女性・単数・主格。 訳: 「私の」 20. adsecuta est 動詞「adsequor, adsequi, adsecutus sum」(達成する、追い付く)の完了形・3人称単数・直説法・受動態。 訳: 「達成した」 21. scribam 動詞「scribo, scribere, scripsi, scriptum」(書く)の未来形・1人称単数・能動態。 訳: 「書きます」
なぜなら、無償で受け取る者は、同じように無償で与える義務があるからです。そこで、愛する友よ、あなたが私に尋ねたことについて、私の限られた能力の範囲でお答えします。また、あなたが尋ねなかったことについても、神の助けを祈りつつお教えします。