1որք 2եւ 3վաճառեցին 4զկեանս 5իւրեանց 6մատնելեացն 7ի 8տանջանս, 9եւ 10մեծացան 11յանանցն 12մեծութիւն, 13որք 14եւ 15բարձեալ 16ունին 17զշինութիւն 18աշխարհի 19կանգուն, 20անվթար, 21անշարժ, 22հաստատեալ 23ի 24նաւս 25հաւատոց 26իւրեանց։
「彼らはまた、自らの生命を、彼らを拷問へ引き渡す者たちに売り渡し、過ぎ去ることのない偉大さへと大いなる者となった。彼らはまた、世界の存立を掲げ支え、立ったまま、損なわれず、不動に、彼らの信仰の船々のうちに確立された状態で保っている。」
orkʿ ew vačaṙecʿin zkeans iwreancʿ matneleacʿn i tanǰans, ew mecacʿan yanancʿn mecutʿiwn, orkʿ ew barjeal unin zšinutʿiwn ašxarhi kangun, anvtʿar, anšarž, hastateal i naws hawatocʿ iwreancʿ.
| No. | 語形 | Romanize | 品詞・形態 | 意味・機能 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | որք | orkʿ | որ・主格複数 | 関係代名詞。「彼らは」 |
| 2 | եւ | ew | 接続詞/添加標識 | 「また」 |
| 3 | վաճառեցին | vačaṙecʿin | վաճառեմ・アオリスト3人称複数 | 「売り渡した/差し出した」 |
| 4 | զկեանս | zkeans | կեանք・対格複数 | 3 の目的語。「生命を」 |
| 5 | իւրեանց | iwreancʿ | 再帰所有代名詞・属格複数 | 4 を限定。「彼ら自身の」 |
| 6 | մատնելեացն | matneleacʿn | մատնելի 系形容詞・与格複数・定 | 3 の受領者。「引き渡す者たちに」 |
| 7 | ի | i | 前置詞 | 8 対格と方向・到達点を形成 |
| 8 | տանջանս | tanǰans | տանջանք・対格複数 | 「拷問へ」 |
| 9 | եւ | ew | 接続詞 | 3 と10の述語を接続 |
| 10 | մեծացան | mecacʿan | մեծանալ・アオリスト3人称複数 | 「大いなる者となった」 |
| 11 | յանանցն | yanancʿn | յ- + անանց + 定冠詞 | 12 と一体で到達・結果領域。「過ぎ去らぬ」 |
| 12 | մեծութիւն | mecutʿiwn | մեծութիւն・対格単数 | 「偉大さへ」 |
| 13 | որք | orkʿ | որ・主格複数 | 第二の関係単位の主語 |
| 14 | եւ | ew | 添加標識 | 「また」 |
| 15 | բարձեալ | barjeal | բառնալ・過去分詞・単数 | 17 の状態。「掲げられ/支えられた」 |
| 16 | ունին | unin | ունիմ・直説法現在3人称複数 | 「持つ、保つ、支える」 |
| 17 | զշինութիւն | zšinutʿiwn | շինութիւն・対格単数 | 16 の目的語。「存立・秩序・安寧を」 |
| 18 | աշխարհի | ašxarhi | աշխարհ・属格単数 | 17 を限定。「世界の」 |
| 19 | կանգուն | kangun | 形容詞・単数 | 17 の状態。「立った、存立した」 |
| 20 | անվթար | anvtʿar | 形容詞/副詞 | 17 の状態。「損なわれず、無傷で」 |
| 21 | անշարժ | anšarž | 形容詞・単数 | 17 の状態。「不動の」 |
| 22 | հաստատեալ | hastateal | հաստատեմ・過去分詞・単数 | 17 の状態。「確立された」 |
| 23 | ի | i | 前置詞 | 24 対格と場所・基盤を形成 |
| 24 | նաւս | naws | նաւ・対格複数 | 「船々に/船々の中に」 |
| 25 | հաւատոց | hawatocʿ | հաւատք / հաւատ・属格複数 | 24 を限定。「信仰の」 |
| 26 | իւրեանց | iwreancʿ | 再帰所有代名詞・属格複数 | 25 を限定。「彼らの」 |
関係節 A
որք եւ
├─ [3] վաճառեցին
│ 「売り渡した/差し出した」
│ ├─ [4–5] զկեանս իւրեանց
│ │ 「彼ら自身の生命を」
│ └─ [6–8] մատնելեացն ի տանջանս
│ 「彼らを拷問へ引き渡す者たちに」
│
└─ եւ [10] մեծացան
「大いなる者となった」
└─ [11–12] յանանցն մեծութիւն
「過ぎ去らぬ偉大さへ」
関係節 B
որք եւ
└─ [16] ունին
「保ち、支えている」
└─ 目的語 [17–18]
զշինութիւն աշխարհի
「世界の存立・秩序を」
├─ [15] բարձեալ
│ 「掲げ支えられた状態に」
├─ [19] կանգուն
│ 「立ったまま」
├─ [20] անվթար
│ 「損なわれず」
├─ [21] անշարժ
│ 「不動に」
└─ [22] հաստատեալ
「確立された状態に」
└─ [23–26]
ի նաւս հաւատոց իւրեանց
「彼らの信仰の船々のうちに」
「彼らはまた、自らの命を、彼らを拷問へ引き渡す者たちに差し出し、朽ちることのない偉大さに達した。そして彼らは、その信仰の船々によって、世界の秩序を揺るがず損なわれぬものとして支え保っている。」
前半は、「自らの生命を手放す」ことと「過ぎ去らぬ偉大さへ至る」ことを並べる。本文には交換や因果を明示する語はないが、有限の生命と永続する偉大さとの対照が強く響く。
後半では շինութիւն աշխարհի「世界の存立・秩序」が一つの目的語となり、բարձեալ, կանգուն, անվթար, անշարժ, հաստատեալ という状態語が重ねられる。彼らは世界を「立ったまま、損なわれず、不動に」保つ者として描かれる。
最後の նաւս հաւատոց իւրեանց「彼らの信仰の船々」は、第四文から続く航海比喩を受け継ぐ。第四文では彼ら自身が罪の海を航海し、港を目指した。この文ではその「信仰の船」が、世界の存立を支える場所・基盤として描かれる。
3 վաճառեցին「売り渡した/差し出した」は、4–5 զկեանս իւրեանց「彼ら自身の生命を」を目的語、6 մատնելեացն「引き渡す者たちに」を与格の受領者として取る。7–8 ի տանջանս「拷問へ」は、6 の語の内部にある「引き渡す」という意味を補う。
10 մեծացան は「大きくなる、偉大になる」という自動詞的な意味。11–12 は ի/յ + 対格 による到達・結果領域で、「過ぎ去らぬ偉大さへ」となる。
15 բարձեալ は複数主語ではなく、単数の目的語17 զշինութիւն と対応する。16 ունին には「持つ」だけでなく「担う、支える、保つ」の意味があり、
զշինութիւն աշխարհի 「世界の存立を」 + բարձեալ 「掲げ支えられた状態に」 + ունին 「保っている」
という構造を作る。
19–22 の「立った・損なわれない・不動の・確立された」も同じ目的語の状態を重ねて表す。
23–24 ի նաւս は ի + 対格複数 の場所表現で、「船々に/船々の中に」。25–26 հաւատոց իւրեանց は「彼らの信仰の」。全体は22 հաստատեալ「確立された」に結びつき、「彼らの信仰の船々のうちに確立された」となる。
-ելի 系形容詞の複数斜格と行為者的用法。ի + 対格 の場所・方向用法。Վաճառեմ, Մեծանամ, Ունիմ, Շինութիւն, Հաստատեմ。բարձեալ ունիմ + 対格目的語、հաստատեալ + ի/յ の平行例。